さつき、にわかアイドルになる(その2)

 さて、私とさつきの周りを囲んだ若い女の子たち、
「これ、何という犬ですか?」
「スキッパーキーだけど」
「あー、やっぱり〜。写真撮らせてください」

 こんな田舎でスキッパを知っている人がいるだけでも驚きだけど、写真を撮らせてくれというのにはもっと驚いた。聞けば、トリマー養成学校の生徒さんたちだって。オスワリさせて、ポーズ。写真を撮り終えたら、「ありがとうございましたぁ〜」と言って去って行った。
 な、何だったの? 今のは? 一緒にいたボーダーコリーや黒ラブには見向きもしなかったから、やっぱりさつきが珍しいんだろうなー。そりゃ、自分の連れている犬が注目されるのは、悪い気はしないけどさ。

 と思っているところに、次の集団がやってきた。
 「写真撮らせてください」、オスワリ、ポーズ、パシャパシャ、「ありがとうございましたぁ〜」

 ひゃー、一体どうなってるの? さつき、あんたは犬世界のヨン様かい?(女の子だけど) でも、考えてみれば、ショーに出陳しているどの犬よりも稀少犬なんだもんね〜。

 その後、出店ブースを覗いていたら、店から人が出てきて、「あ〜〜、シッパーキーだ!写真撮らせてください」。オスワリ、ポーズ、パシャパシャ、「ありがとうございました」

 毎日見ているから何とも思わなくなったけど、スキッパーキーって珍犬だったんだと再認識。

さつき、にわかアイドルになる(その2)_b0066826_21555024.jpg

 Best in Showを選ぶ頃にはカメラの電池がなくなってしまったので、いい犬が撮れなかった。残念。

 えー、では、ここで珍犬界から彗星の如く現れた新しいアイドル、さつきさんのインタビューです。
「アイドルってつかれるのね。わたし、ショーのあとでよったドッグカフェでも、おうちにかえってからも、ずっとねてたわ。でも、おおぜいのひとにかこまれても、ちゃんとカメラめせんできたわよ。」
 

by sawa4482 | 2004-11-23 22:57 | スキッパーキー