3ヶ月

 さつきが退院してから、丁度3ヶ月目。「まだ」3ヶ月しか経っていないのか。さつきがいなかった間のことが、遙か昔のことに思える。エアリアル1頭だけの暮らしがどういう感じだったのか、もう思い出せないくらいだ。

 大袈裟でなく、退院から今日まで、さつきが咳をするのを一度も聞いていない。しかし、少し走ったり興奮したりするだけで息が切れるし、その時の呼吸は「ふいごのよう」だ。いつまで生きてくれるのだろうかと、毎日思う。スキッパーキーの寿命である20年の天寿を全うすることはできないだろう。
 でも、さつきが発病以前のように生き生きしているから、それだけでいい。
 
 昨年末くらいから、夜の間はハウスから出してフリーにするようになった。
「夜間に容態が急変してもすぐわかるように」
ではない。トイレが朝まで待てなくなったからだ。夜中にいちいち起こされるのはたまらないし、少しでも出すタイミングが遅れると、ハウスの中でオシッコしてしまう。年を取ってトイレが持たなくなったらいずれはそうしようと考えていたが、こんなに早くからとは予想外だった。
 3年くらい前までだったら、フリーにしたまま寝るなんて、恐ろしくてできなかった。飼い主が慣れて気を付けるようになったからというのもあるが、困った破壊活動をしなくなった点は、大変な進歩だ。

 飼い主のベッドの側にさつき用のベッドが置いてある。眠くなったら、飼い主が寝る前からさっさと自分のベッドに移動して寝ている。私が寝る時は、すぐ側にさつきがいる。
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 近くで寝ている姿を見ると、
「生きていてくれてよかった」
と、しみじみ思うのである。

by sawa4482 | 2010-05-12 14:31 | スキッパーキー