1週間が、数週間にも感じられる

木曜日は、持って行ったササミを、嬉しそうに食べた。
金曜日は、パンを嬉しそうに食べた。
日曜日は、朝、私を見て少しだけだけど尻尾を振ってくれた。

昨日は、朝、私を見ても、尻尾を振らなかった。
眼がどんよりしていた。エアリアルの顔から、一切の表情が消えた。


それで、悟った。

お別れの日が近いのだと。


 早朝2時と3時に下痢。昨日与えた缶詰がそのまま出てきた感じ。同時におしっこも出た。こちらは、意識して排尿したというより、トイレから出る時に漏れたという感じ。歩いたあとに点々と落ちていて、最後は力尽きてへたり込んだ場所で漏らしていた。

 朝は、ウサギのミンチを食べさせようとしたが、ぷいっ。薬が入っていたので、のどの奥に押し込んで食べさせた。20gくらいか。そのあと、昨日とは違う缶詰を少々。
 病院へ。
 BUNがビックリするほど高値。電解質も高い。Crが正常なので、栄養不足による異化亢進と。昨日は、下痢を恐れて所用カロリーの半分も摂れていないと思う。下痢してでも、食べさせた方がいいと言われた。看護師さんが、何種類か缶詰を持ってきてくれたが、すべて、ぷいっ。昨日あんなに喜んで食べた退院サポートさえ、口にしなかった。食べなくなると、あと1週間くらいと。先週木曜日の段階で、私はあと1週間を覚悟していたが、さすがにつらい。
 毎日、前日にはなかった病変が増えている。四肢、上口唇にまで。右前足の第位1趾にも病変があって、爪がぐらぐらしている。ロムスチンは、効いていない。先生は、
「発病を5月とすると、厳しいなぁ」
と。本当はもっと前に発病していたと思うが、黙っていた。
 皮下点滴250ml。本当は、留置で点滴した方がいいといわれるが、そうすると入院になる。治るのなら我慢してもらうが、延命のため、それも数ヶ月ではなくてほんの数日のために、知らない場所が苦手なエアリアルに、病院で一人で過ごせと言うのは、酷だ。毎日点滴に通うことにした。
 
 今日は、とてもいい天気。病院への行き帰り、気持ちのいいドライブだった。生きているエアリアルが隣にいるだけで、嬉しい。車の振動はエアリアルにとってきついだろうが、もう少し乗っていたくなる。
 もっとエアリアルといろんな所に行けばよかったね。エアリアルと一緒に、ドッグカフェや旅行に行きたかったよ。引退を待ってたら、遅すぎたね。

 帰宅後、注射器で水を飲ませようとしたが、断固拒否。せめて何か食べてくれないかと、パピー用のドライフードをあげたら、パクパク食べた。一粒ずつ、首を器用に動かしながら、ぼりぼり噛んで食べた。その後、アルファのゴハンを持っていたら、欲しそうにしたので少しだけ食器に取り分けてやったら、自力で食べた。少しずつお代わりをあげて、1食分の7割くらい食べてくれた。やった! 一食が250kcalくらいだから、エアリアルの一日の所用カロリーの40%くらいは摂れたか。その後、水も自分で飲むというが、頑張ってもほとんど口に入っていかない。

 それからは、穏やかな様子で寝た。宅配便から電話あり。元気な頃は、相手の声が聞こえないくらい吠えまくっていたのに、反応なし。こういうのが、悲しい。けど、宅配の人が来たら、弱々しいながらもウォウと吠え、玄関の方にヨロヨロと向かって行った。

 犬って、すごい。
 

by sawa4482 | 2012-10-09 14:58 |