エアちゃんの面影

 ここ2日くらい、ワイドショーを点けると、どの局にチャンネルを合わせても、有名歌舞伎俳優の訃報を報道している。誰のであれ訃報を聞くと、あの日のことを思い出す。エアリアルが、最後の数日を過ごしたソファの上に横たわって、安らかな顔で眠っているようにしか見えなかったこと。すると、それをきっかけに、闘病中のことが次から次へと思い出されて、悲しみが襲ってくる。こういうのも、フラッシュバックというのだろうか?

 最近、アルファの中にエアリアルの面影を見ることがある。見かけが違うし、もちろん血縁があるわけでもないのに、同じ行動をすることがあるのだ。例えば、ソファに飛び乗れるようになったら、背もたれに前足を乗せてこちらを見ていたり、食卓の椅子に座っていたら太ももの間に顔を乗せておねだりしたり。

 アルファを見ると、「あの頃のエアリアルは、こうだった、ああだった」と思い出す。12月は、エアリアルのお散歩デビューの月だ。枯れ葉が風で舞う近くの公園の石畳を、初めて歩いた時。エアリアルは、私を見上げながら私から離れないように歩いたっけ。
 今のアルファと同じ5ヶ月過ぎになると、さつきののどにかぶりつき、
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 こーんな怖い顔でプロレスごっこをして、
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 調子に乗り過ぎて怒られたんだよね。
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 あの頃は、幸せ一杯だった。希望で一杯だった。エアちゃんも、子供の頃は、やんちゃで、怖いもの知らずで、いつも楽しそうだった。いつの間にか、世の中怖い物だらけになっていた。

 アルファは、今はまだ、何を見ても何をしても楽しい時期。でも、最近たまに、風にはためく幟にびっくりしたり、見慣れない物を警戒したりするようになった。これ以上警戒心が強くならないで、楽しい子のまま大きくなってほしい。あれほど天真爛漫だったエアちゃんが、恐がりの大人になってしまった二の舞にならないように。

by sawa4482 | 2012-12-06 14:17 |