今年も・・・

 河川敷に、新春出初式のための櫓が組まれた。それを見ると、年の瀬が押し迫ったと、実感する。

 出初式が終わると、同じ河川敷で中国ブロック。今年の中国ブロックは、JP・AGダブルクリーンランでどちらも表彰台。オビ1も、惜しいところでポイントを逃したものの、楽しそうだった。みやちゃんをモデルにしたコイケルのステッカーも買った。

 あれが、エアリアルの絶頂期だった。

 あれからもうすぐ1年。そう思うと、1年ってあっという間だね。

 それなのに、エアリアルがいなくなってからの1ヶ月半の長いこと!  遠い遠い、遥か昔のことだったような気がする。その一方で、10月以降のことは、細部にわたって鮮明に覚えている。その記憶は、意識的に封印している。あまりにも可哀想で健気で、その姿を思い出すと、つら過ぎて耐えられないから。





 あの夜から毎晩待っているけど、あれ以来エアリアルは現れない。それどころか、家の中からエアリアルの気配が消えてしまった。以前は、帰宅したらエアちゃんが出迎えてくれたような気がしたり、遠出をするとき助手席にエアちゃんがいるような気がしていたのに、今は、家に帰ったらガランとしている。
 私は、「見えない人」だから、エアリアルが側にいるような気がしても、「いてほしい気持ちが強すぎるから、そう信じたいだけ」と理屈で説明しようとしていた。けれど、友達の不思議体験を聞くにつれて、やはり気のせいではなかったのだと思えてきた。
 あの夜、エアリアルは、虹の橋を渡る前に、
「ママ、もう行くね」
とお別れに来てくれたのかもしれない。エアリアルに執着するあまり変な物を呼び込んでしまったかもなどと思わずに、ちゃんとお別れすればよかった。

 少し前までは、寝ても覚めてもエアリアルのことばかり考えて、思い出は必ず号泣を伴った。最近は、エアリアルのことを忘れて他のことに集中する時間が少しずつ増えてきた。
 永遠に続くかと思われた暗闇から少しずつ抜け出してきたのは、犬友とアルファのおかげだ。アルファは、陽気で、人にも犬にもフレンドリーで安心してどこへでも連れて行ける。アルファにいろんな経験をさせたいから、外出の機会も増える。エアリアルは、アルファのことが大嫌いだった。というより、私に近づく犬は全て許せなかった。でも、アルファがアジリティを引き継ぐことは歓迎してくれた。アルファと楽しく遊んでいても、許してくれるよね。
 ただ、さつきの次にアルファが来たのだったら、もっと感激していたことだろうが、エアリアルがあまりにママ命だったから、アルファの反応が普通に思える。エアリアルのような子には、二度と会えないだろう。

 ローレンに、「今生では二度とエアリアルと会う機会はない」と言われた時は、声も出ないくらいショックだった。けれども、最近、それを受け入れる気持ちになってきた。今生で会えなくても、虹の向こうか、来世でか、必ず会えると思うから。ローレンが、「また必ず一緒になれるが、それまでに何度かこの世に生まれ変わるかもしれない」と言うのを聞いて、私以外の人のところに生まれ変わると思うと、妬ましくて仕方なかった。けれど、それも受け入れる気持ちになっている。短命だった子は、生まれ変わるのが早いそうだから、もう生まれ変わる準備に入ったのかもしれない。

 エアちゃん、今度生まれてくる時は、絶対丈夫な体に生まれるんだよ。そして、うんと可愛がってもらって幸せになってね。いつかまた、必ず会おうね。




 まだ、他のコイケルを平常心で見ることができません。コイケルカレンダーも、外してしまいました。



 

by sawa4482 | 2012-12-11 18:38 |