お岩さん

 最初に異変に気づいたのは、3日の朝。マズルの右側からポチッと出血しているのに気づいたのです。またぁ、どこにでもいやしく鼻をつっこむから・・・と思いながらよく見ると、擦り傷ではなく、マズルの両側に対照的に丘疹ができていました。よく見ないと気づかないくらいの小さな腫れでした。虫刺されのようにも見えました。が、前日はいつも通り近所の公園を散歩しただけ、その前の日は雨で一歩も外に出ていない。そのまた前日には山に連れて行ったが、虫刺されなら張れるまでに48時間以上もかからないでしょう、普通。ノミとかだったらやだな〜と思いつつ、なんちゃってアジに出かけました。昼頃には、他の人が見てもわかるくらい腫れて、直径7ミリくらいのハゲになっていました。
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 その後、時間が経つにつれてどんどん腫れと出血の範囲が広がっていき、4日の朝には、目の上まで丘疹ができてこのような状態に↓。
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 いつもと同じようにいたって元気で命に別状はなさそうなので、休診のところを今すぐ見てもらう必要もなかろうと判断し、仕事に出かけました。しかし、病変は進行する一方。かゆいのか、たびたび前足に顔をこすりつけて、血の付いた前足をしきりになめることを繰り返します。夕方にはここまで広がっていました↓。上の写真と比べると、時間ごとにどんどん悪化しているのがわかります。
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 一応動物病院には電話で状態を説明したが、一刻を争って受診する必要はなさそうな口ぶりだったし、私も全身状態が悪くないからGW開けに連れて行くつもりでいました。

 が、今朝になってみるとここまで悪化しており↓、
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いくら元気とはいえ、尋常な状態ではないので、ついに診察してもらうことにしました。

 一目見るなり、「予想していたよりひどいなぁ」と。マズル周囲や目の周りの病変は、軽い病気ではないことの方が多いのだとか。院長先生の予想は、「天疱瘡」。今日から入院して、明日、全麻下に組織採取をすることになりました。
 先生は、このままお預かりしてもいいと言われたのだが、さつきは避妊手術の時に、麻酔で血圧が低下した経緯があり、もしかしたら今回の麻酔で帰らぬ犬になるかもしれない。そう思うと、少しでもさつきと一緒にいたくて、いったん連れて帰りました。

 帰りの車を運転しながら、涙が出て仕方がありませんでした。天疱瘡は、完治する病気ではありません。人でも、難病のため「特定疾患」に指定されているくらいです。もし天疱瘡だったら、一生ステロイドを飲み続けなければなりません。長期に服用すると、骨がもろくなったり免疫が低下したりといった副作用は避けられません。また、天疱瘡は日光で悪化するので、今後これまでのようにアジやフリスビーで遊ぶことはできなくなるでしょう。AMAZONでアジとフリの本を注文したばかりだというのに、皮肉なことです。外国の文献を検索すると、スキッパは天疱瘡の好発犬種になっていました。

 いい天気だというのに、お散歩にもいけません。家の中で少し遊んだだけなのに疲れたのか、さつきはお昼寝です。
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 こうして写真を時系列で整理してみると、わずか二日の間に急速に進行しているのがよくわかります。

 天疱瘡でもいい、一生管理が必要でも、長生きできなくても、とにかく明日の検査が無事にすんで、再びこの腕にさつきを抱けることを切に祈っています。

by sawa4482 | 2005-05-05 12:56 | スキッパーキー