小春日和

小春日和=旧暦10月頃のぽかぽか陽気

 それを言うなら、11月に入ってからずっと小春日和だ。これはもはや「小春日和」ではなくて「地球温暖化」と呼ぶのではないか?
 原因は何であれ、こんなにピカピカに晴れた日は、てくてく探検隊の血が騒ぐ。家に閉じこもってなんかいられない。

 そこで今日やって来たのは、福山市鞆。「鞆」と言っても、今日では広島県人でさえ知らない人が多いと思われるが、その昔は瀬戸内海の海上交通の要所として大変栄えた港だった。江戸に参上する朝鮮通信使が滞在した宿が当時のまま残っていたり、日本で唯一江戸時代の灯台が現存していたり、歴史的遺産が数々ある。幕末、いろは丸事件の時には、坂本龍馬がしばらく滞在していた。このように貴重な歴史の証人として、世界遺産の候補に挙がったこともある。
 なのに、現在では、小学校の生徒数は毎年減り続け、老人ばかりが取り残される小さな漁港になってしまった。このままでは貴重な史跡が消滅してしまうと、一部の市民が立ち上がり、空き家を再生したり、鞆の景観を守ったりするための活動をしている。

 ここ、カフェセレーノのオーナーも、そう言う志を持つ一人。カフェ通の人の間では、結構有名らしい。
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 ここにたどり着くには、他人の家の軒下の、人一人がやっと通れる路地を歩いて来なければならない。鞆とは、そういう街なのです。今年、「鉄腕dash」で、「自転車を一度もこがずに海まで行けるか」というロケをやったから、見覚えのある方もいらっしゃるかしら。

 決してわんこOKの店ではないが、隅っこに連れて入ることを許可してもらった。
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 テラスからは、鞆の港が一望できる。
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 夜景もきれいだそうだ。こんな所に住んだら、仕事が終わったら一刻も早く帰宅して、景色を見ながらビールを飲みたくなるだろうな。さつきも、見る?
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 カフェを出てから、しばし街を散策。ここは、今はカフェになっているけど、最初は床屋だった。たぶん、昭和初期の建物。昔の洋風建築は、味があって好き。
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 他の家は、ほとんどが昭和前半以前に建てられた、木造和風家屋だ。数年前から東大のゼミが空き家の調査をしている。今年は、5軒に一軒が空き家という結果だった。一部では、若い人がカフェなどに改築して活用する動きも始まっている。

 調査結果を展示していたお兄さんに抱っこされるさつき。さつきの顔、引きつってないかい?(笑)
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 てくてく探検隊に出ると、県内でも素敵な場所がたくさんあるんだと再認識できる。また来ようね。でも、週末は一年に52回しかないのだ。雨の日や暑い日を除くと、探検できる日って、少ないよね〜。平日にも探検できる身分になりたいわ。やっぱり玉の輿か・・・(←こればっか)

by sawa4482 | 2005-11-05 22:42 | スキッパーキー