大脱走2(友情出演:M様)

 なんと、今回は、初めての競技会にして、一人きりの参加。心細いことこの上ない。幸い、知り合いが自分のタープに入れてくださって、とても慰めになった。
 今日は、クラブ競技会だったのだが、訓練競技会も入れると三百頭くらい参加していた。
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 ビギナー1のコースは、トンネルの曲がり方がちょっといやらしいけど、基本的にはU字だ。紐付きOKと聞いた時には、内心、楽勝と思ったね。だって、このところ教わっているかなり高度なハンドリングに比べれば、10分の一も難しくない。最も不安のあったスタート地点での「マテ」もちゃんとできて、「ヨシ、ジャンプ!」。三個のハードルを次々にクリア。よ〜し、速いぞ。
 一個目のトンネルを出て、次のハードルを跳ぶところまでは完璧だった。ところが、90度曲がってその次のハードルを跳ぶはずが、大きくハードルを迂回し、次のトンネルも迂回して、そのままネットの下をくぐって場外へ。続いて、何を思ったか同じ場所をくぐって再び場内へ。それから、会場内を縦横無尽に走り回り始めた。ジャッジも含めスタッフ総出で追いかけるが、その間をかいくぐり、疾風怒濤のごとくだ。一旦さつきにスイッチが入ると、放電するまで誰にも止められない。飼い主、早々と捕獲を断念。思う存分走ってから、自主的に飼い主と共に退場したのであった。

 ここまでは、まだ笑っていられた。が、ビギナー2は、悪夢だった。
 2のコースは、いかにも逆送したくなるハードルの並び方だった。そこさえクリアすれば、後はそんなに難しいトラップはなかった。2は、首輪のみOKだったので、今度こそ雪辱を。失格しても制限時間内なら最後まで走ってもよかったので、何とかゴールしたかった。
 スタートから4機のハードルとトンネルが直線上に並んでいた。なのに、何を考えているのか、3個目で横にそれ、そのまま一目散に退場口へ。そして・・・・・行方不明になった。
 会場の周囲は、タープと車がぎっしり並んでいる。しかも、隣はゴルフ場で、会場との間には何も境界がない。タープの間に紛れてしまったのか、それともゴルフ場に行ってしまったか。まさか、他の会場に闖入して迷惑をかけているのでは? 
 どこを探せばいいのかさえわからずに途方に暮れていると、知り合いが見つかったと教えに来てくれた。なんと、福岡から来られたスキッパオーナーの方が捕まえてくださったのだった。知り合いの話によると、その方は、さつきがのこのこ近づいていくと、ポケットからさっとおやつを取り出したのだそうだ。さすがは、スキッパ飼いの大先輩、スキッパのことがよくわかっていらっしゃる。
 他人のリードにつながれたさつきの顔には、ありありと、「楽しかったぁ〜♪」

「コイツ、絶対コロス(▼▼メ)」

 アジで失敗したのは、全然かまわない。が、場外に出て呼んでも戻らず、自由気ままに走り回ったのは絶対に許せない。さぞかし、普段からしつけのできていない犬と思われたことだろう。2年半も毎週しつけ教室に通ってきたのは、いったい何だったの? GCTモドキといい、
どうして本番に限って手の付けられない大バカ犬になるんだ!!!

 いきなり広い場所で放したらブチ切れるだろうからと考えて、毎週高速に乗って広い練習場に連れて行ったのに、何の意味もなかった。

 こうして、初めての競技会は、疲労感と空しさだけを残したのであった。これを一言で表現する言葉があったな。
「徒労」

 そうそう、もう一つ残った物があった。参加賞。
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さすがは備前だけあって、備前焼。一競技につき一個ずつ。しかも、同じ物でないのが嬉しい。重複出場者が多いからね。(続く)

by sawa4482 | 2006-03-04 23:23 | スキッパーキー