理想の犬?

 スタンレー・コレンは、カナダの心理学者で、犬に関する著作も何冊かある。翻訳されたものは全て愛読していて、私の中では、動物関連の本の中でベスト10に入っている。
 このたび、「相性のいい犬、わるい犬(原題:Why We Love the Dogs We Do)」を読んでみた。
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 まず、犬を、ケンネルクラブの分類とは関係なく、性格から以下の7つのグループに分ける。
1.友好的な犬(コッカースパニエル、ゴールデンレトリーバーなど)
2.防衛心の強い犬(ブルテリア、ロットワイラーなど)
3.独立心旺盛な犬(アフガンハウンド、シベリアンハスキーなど)
4.自信のある犬(ジャックラッセルテリア、ワイヤーフォックステリアなど)
5.安定した犬(パグ、マルチーズなど)
6.穏やかな犬(グレートピレニーズ、バーニーズなど)
7.頭のいい犬(ジャーマンシェパード、プードルなど)

 スキッパーキーは、「自信のある犬」だ。このグループに属するのは、バセンジー、スキッパーキー、ワイヤーヘアード・ポインティング・グリフォン(どんな犬なんだ?)以外は、全て小型のテリア。訓練が難しいことで有名なバセンジーが同じグループというのは、ちと気になる。このグループの犬は、頭のいい働き手であるが、自発的で突発的な行動のために訓練が難しいという。思い当たる節、あり過ぎ。
 ちなみに、スタンレー・コレンの別の著書では、スキッパーキーは、学習能力の高い方から10位くらいだった。頭はいいのに常に使い方を間違えているという、普段の印象通りだ。

 次に、人を、簡単なテストで「外向性」「支配性」「信じやすさ」「暖かさ」の項目について、高い・中間・低い+性別によって6つの性格特性に分ける。各性格特性に相性のいい犬種グループが2つずつ挙げてある。相性がいいと診断された回数が多い犬種ほど、自分と相性のいい犬ということになる。

 私の場合、最も相性のいい犬は、「自信のある犬」と「穏やかな犬」だった。しかし、「穏やかな犬」に属するのは、どういう訳か全部皮膚がタプタプした犬ばかり。顔の皮膚がゆるゆるで絶えずヨダレが垂れている犬は飼う気がしないので、「自信のある犬」が最も相性がいいという結果だ。ネズミ捕りのチャカチャカした犬と生涯を共にしなさいということですね。
 アジの相棒として密かに憧れているマリノアやパピヨンが属する「頭のいい犬」が、相性のいい犬として一度も推挙されなかったのには、いささかがっかりした。けど、自分が飼っている犬と実は相性がよくないとわかったらショックだろうなぁと心配していたのに、さつきは私にとって「理想の犬」という結果となり、めでたしめでたし。

 相性テストもおもしろいが、古今東西の有名人の犬にまつわるエピソードが紹介してあり、楽しく読める一冊です。時間があったら、是非。

by sawa4482 | 2006-12-01 11:38 | スキッパーキー