また行ってきた、鬼澤先生のアジリティセミナー(二日目)

 今日は、昨日とはうってかわって晴れ。暑くなりそうだ。暑いと、露骨にやる気のないところを見せるさつき。それでなくても、昨日のせいで飼い主のやる気も凹凹凹・・・・。やる気のないコンビで、一体どうなる? 

 この日は中・上級者クラスだった。午前の内容は、「ハードルの真上にジャンプの最高点を持ってくる練習」。
 ハードルを4基、通常より狭い間隔(スモールで1.2mくらい、ラージはもう少し広く)で直線に並べる。この間隔だと、着地と同時に次の跳躍に入らなければ間に合わない。走り方は、以下の3通りある。
①犬を待たせて、飼い主がゴール地点まで移動、そこから犬を呼び込む。
②飼い主はスタート地点から動かず、犬だけがゴールまで走る(ゴールには他の人がご褒美を持って待っている)。
③犬と飼い主が併走。
 うちの教室でも、ハードルを落としがちな大型犬が同じ練習をしているが、さつきは初めて。ゴール地点から「コイ」と呼ぶと、一目散に駆け寄ってきた・・・・・・・・・ハードルをくぐって(爆)
 何度やっても、くぐるのと跳ぶのとを交互にする、三本目だけ必ずくぐる、等々、人間には思いつきもしないありとあらゆるマチガイを見せてくれた。もう、笑うしかなかった。
 こういう時は、(1)最後の二本から始めて、できたら三本→四本とふやしていく、(2)ハードルを下げる、の二つのやり方がある。が、ハードルを跳ぶ感覚を体で覚えさせるので、できるだけ競技会と同じ高さで練習するのがよい。とはいえ、くぐることを覚えてしまうよりは、(2)の方がまだまし。
 さつきがまともにできたのは③だけだった。帰ってからの課題だなぁ。

 続いて、目的は同じだが、↓のように、9基のハードルをUの字型に配置する。
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 この時のハンドラーの注意点は、
①犬から目を離さないこと
②犬より先行しないこと
③ハードルのウィングすれすれを走ること
④ゴールしたら、円の内側でなく外側の方に駆け抜けること

 これは、ハードルをくぐることも落とすこともなく、無難にこなした。しかし、本当はハードルの間を一歩で跳ばなければならないのに、間をちょこちょこ走っている。間の取り方は、これまた帰ってからの課題だな。
 この練習は、他の犬が続けて二往復走るところを、さつきだけは一往復だけで交代するように指導が入った。普段の練習でも、お師匠様から「さつきはこの辺でやめておこう」と言われることはたびたび。根気のなさが、誰の目にも明らかなのね(T∇T)

 午後からは、「コンタクト障害やスラロームに、犬が自分で入口を捜して入る」練習。コンタクト障害と直角の位置にハードルを置き、ハンドラーはそこから前に出ずにハードルを跳ばせてからコンタクト障害を登らせる。この時のコツは、「障害そのものではなく、犬が障害に向かって方向転換する位置を指さすこと」。障害そのものを指さすと、障害に向かって直進して横入りしようとする。ご存じの通り、コンタクト障害を横入りすると、落下したり登り切れなかったりすることがあるから、必ず手前で向きを変えて障害の正面から入って欲しいのだ。
 これは、ハードルとコンタクト障害が3mくらいの距離の時はすぐ理解したのだが、5mくらいに離すと、特にシーソーはなかなか理解できず、シーソーの横に立って「どうすればいいの?」とでも言いたげにこちらを振り返るばかりした。できない時は、ハードルより少し前に出て手で指示する。この時も、指さすのはあくまでもコンタクト障害より手前の地面

 スラロームは、やはり離れたハードルから前に出ずに犬に正しい入り口を選ばせる。ハードルとスラの角度が30°、60°、90°の順に、難易度が高くなる。さつきは、ヒールポジションからだと60°でも入れるのに、サイドポジションからだとどうしても反対から入ってしまう。こういう時は、スラの延長線上からまっすぐはいる練習から始める。近くから始め、できたらだんだん距離を伸ばしていく。入口を指示することはせず、あくまでも犬に自主的に正しい入り方を選ばせること。

 午後は人も汗のでる暑さで、元々少ないさつきの集中力が急速に減っていったから、おだてて乗せるのが大変だったよ。鼻先おやつだけじゃもう効き目がないので、遊んでじらして「そのおやつ、よこせ〜〜〜」になってからスタート、迷っていたら必死に「up、up、アップ、アップ、あっぷ、あっぷ・・・」(溺れてるのかっっっ)、できたら大袈裟に喜んでやって、もう、人目なんか気にしてられませ〜ん。

 ところで、この日は脱走しなかったのかって?? いいえ〜、そんなはずありませんっっっ(笑)。何度もふらふらいなくなった。ただ、超高速で走ったのは一回だけ。それも、すぐ電池切れになって、最後は呼べば戻ってきた。その他は、隙あらば日陰に逃げ込むのを、カラーをつかんで捕獲。やはり、暑さのせいか、逃げ足にも切れがなかった。

 本日の仕上げに、ビギナー1、ビギナー2相当のコースを組んで走った。コースを走るに当たっての注意点は、「犬から目を離さないこと」
 「飼い主がよそ見をしているのに、犬にだけよそ見をするなとは言えないでしょ」
「失敗しても、アーとか、ウーとか、言わないこと」

 これには、みんな爆笑だった。皆さん、身に覚えがあるんだな。
 それにしても、本人は意識していないと思うが、鬼澤先生って、名言の宝庫だねー。
 
 さつきの集中が底をついて今にも放浪の旅に出そうだったので、ちゃんと走れるか不安がないといえば嘘になる。そんな心配をよそに、さつきは全力で走ってくれた。いや、全力で走ったのは、飼い主の方。危うく「子供の運動会で転ぶお父さん」になりそうだった。途中で一度「さつきから目が離れてるよっっ」と大きな声で注意されたけど、さつきの方がよく指示を見ていて、ノーミス完走した(つーか、ほとんどの犬がノーミスだったんだけどね)。そして、最後に、一番好きなおやつをもらえたのでした。フードとおやつだって、三日分プラスα持ってきたのに、二日間でほとんど食べ尽くし、しかも水をいつもの3倍くらい飲むから、終わる頃には、抱っこするとずっしり重かった(笑)。6kg位あったぞ、きっと(もとは5.2kg)。

 この日の総括。
①犬から目を離さない。そのためには、検分をしっかりしてコースを頭に入れ、本番では犬だけを見ていればいいくらいまで下準備をする。日々、恐ろしい勢いで脳細胞が死んでいく飼い主にとって、大変難しい注文だ(笑)。
②日常の練習は、現在のさつきの実力より簡単なことをやらせる方がいい。
③3回やってできない場合は、簡単なレベルからやり直す。
④犬も飼い主も集中力を付けるには、簡単でいいから長いコースを走る。


 さて、終わりよければ、で、気分良く会場を後にしたのだが、さつきはホテルに戻るなり爆睡。そして、飼い主は筋肉痛で歩き方がぎくしゃくしているのであります(笑)。

by sawa4482 | 2007-06-10 23:16 | スキッパーキー