チームテスト

 全国のスキッパオーナーの皆さん、ご安心下さい。今日OPDESのチームテストの審査に来られた先生もスキッパを飼っていらっしゃるそうだが、競技会には出していない。その理由は、行ったきり帰ってこないから。
 訓練士も認めるやっかいな犬、スキッパーキー。さつきが放浪するのは、指導手のせいじゃなかった! 皆さんの犬が放浪しても、それは、皆さんの犬がスキッパーキーだからなのです!

 いや、そういう話ではなく、OPDESのチームテストの話だった。さつきが公式の試験を受けるのは、これが初めてだ。「たいていのことはできるが、何一つ正確にできない」さつき。試験ともなれば、それなりの準備をしなくちゃいかんだろう。
 というわけで、お師匠様の元で泥縄の訓練を始めたのが2週間前。
 訓練初日、脚側は、まあ大きな減点はないだろうと思われる出来。が、「座って待つ」で、私が背中を向けて2,3歩歩き始めたところで、早くも立ち上がっているではありませんか! 30歩離れても尻が浮かなくなったのは、本番の2,3日前。不安だ・・・(__;)。しかも、試験ではおやつが使えない。正しいことをしているのにおやつがもらえないことに、さつきがいつ気付くであろうか?

 さて、いよいよ試験当日。朝まで激しい雨だった。「しめしめ、これで失敗しても雨のせいにできるぞ」などと考えていたらお天道様に聞こえたのか、会場入りする頃にはすっかり上がって、むしろ蒸し暑いくらいになってしまった。初めに、審査員から試験に関する簡単な説明があった。チームテストとは、「犬が飼い主の手に負えるかどうか」をみるものだそうだ。初めての公式な試験だから、結果はともかく、さつきが試験に対して嫌な印象を持たないことだけを目標にすることにした。

 何が不安と言って、アジデビューの再現になったら、というのが一番の不安。しかも、そんな犬がさつきだけだったらどうしようと、トラウマがうずく。しかし、最初に登場したチームの犬。紹呼で、休止中の犬に向かってまっしぐら。その後も、指導手の呼び戻しを無視して楽しそうに駆け回った。当然、その時点で中止。これで、たとえさつきが脱走しようとも、only1じゃないことが決定した。

 その次がさつきの番。まずは、Tanuko・さつきチームの服従の模様をご覧下さい。

 30歩離れても尻が浮いてないのは、奇跡だ。
 休止に入る時、「係留してもいいんですか?」と尋ねたら、「係留はできません」とのお答え。(|||_|||)ガビーン! 今まで、練習ではずっと係留してたよ。ああ〜、これじゃ、動かないだけでも奇跡と言えよう。しかし、奇跡は起こったのだ。もう1チームが服従をしている間、さつきさん、微動だにしません。最後の紹呼の時は、「頼む〜〜〜〜、動かないでくれ〜〜〜」と、心の中で叫び続けた。何しろ、目の前を初めて会った犬が駆け抜けていくのだから、さつきにとっては大きなネズミが走っていくくらい誘惑になるはずだ。が、どうにか最後まで持ちこたえた。嬉しさの余り、審査員が終了の合図をくれたとたん、さつきの方に駆け寄って思いっきり褒めてやった。後で、「私が合図をするまでは、犬の横に立って待って下さい」と注意されてしまった。恥(__;)
 2チームが終了する毎に、審査員から講評があった。Tanukoチームに対しては、開口一番、
「犬が、よく服従していました」
 ギャラリー、大爆笑。なぜ笑う? 以下は、注意された点です。

・脚側のUターンは、Uの字を書くようにではなく、小回りすること
・歩度を変える時には、コマンドをかけなければならない
・指示なし停座がナナメになった
・紹呼の際、フセ→マテの二声符になった
・紹呼の際、指導手が動くのはよくない
・休止にはいる時、脚側→フセ→離れるのそれぞれの動作の間にワンテンポ置く方がよい

 セクションAの得点は、46点。初めてTT1を受験したチームには、全般的にやや採点が優しかったように思う。それにしても、最後の最後まで、何かが憑依したような出来映えだった。

 しかし、憑き物は、セクションBが終了したとたん、いともあっさり落ちたのだった。最後の課題が終わって係留を解くのにもたついていたら、リードが手から抜けてしまった。さつきの奴、いきなり本性剥き出し。猛ダッシュで逃げていった。幸いすぐ呼び戻せたからよかったものの、「呼び戻しができなかったら、今からでも失格になりますよ」と、またもや注意されてしまった。大恥(__;)

 セクションCにたどり着くまでにすでに半日が経過しており、脳みそも疲れてきた。ぼ〜っとした頭で筆記試験は結構つらいものがあった。それでも、無事パスして、めでたくTT1に合格しました。思い返せば、GCTの模擬テストに始まり、恥のかき通しだったアジリティと続き、さつきが一発で何かに成功したのは、これが初めてだ。どんなに煮え湯を飲まされてもトレーニングを続けてきてよかった。これから競技シーズン本番本番を迎えるアジリティもこの調子でお願いします!

by sawa4482 | 2007-10-08 23:35 | スキッパーキー