両手に犬

 多頭飼いする前、さつきと子犬との関係が一番の心配事だったが、自分とさつきとの関係に変化が表れるかもしれないことが、もう一つの不安材料だった。子犬が可愛すぎて、さつきのことを構わなくなるんじゃないかとか、そのせいでさつきがグレるんじゃないかとか・・・

 しかし、意外にそういうものでもないのね。むしろ、さつきがこんなに色んなことができる子だったのかと驚いている。「ハウス」と言えば、エアリアルとのバトルの最中でもハウスに入るし、トイレは見てなくても百発百中外すことはない。これだけでも、どんなに楽か! さつきならできて当たり前のことが、エアリアルにはできない。五年間の学習の成果は大きい。
 
 「学ぶ」の語源は、「真似ぶ(=真似をする)」だそうだ。
 犬にも、人間同様、他の犬や人がすることを見て学習する能力がある。例えば、さつきは、私が食卓に着いている間は足下でフセをすることになっている。それを見ていたエアリアルは、小さい脳みそで、
「どうしてお姉ちゃんだけご褒美がもらえるの?」
と考えたのだろう。
 見つめてみる→もらえない
 吠えてみる→もらえない
 ひっかいてみる→もらえない
 座ってみた→もらえた

 うちに来て一ヶ月も経たないのに、足下に座って待てるようになった。

 並列
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 直列
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 待ちきれない
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 二頭の間のびみょーな距離が、二頭の関係を物語ってますな(笑)。

 更に一週間も経つと、
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 大分距離が縮みましたな。
 
 キッチンでも、
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 二頭にまとわりつかれる幸せ! 例え、それがフード目的であろうとも(爆)

 さつきにとっても、悪いことではない。エアリアルはまだ数秒しかじっとしていられないから、度々フードをやるようになる。すると、その間じっとフセをしたままのさつきにご褒美をやらないわけにはいかないから、さつきも度々もらうようになる。
 しかし、これにはとんだ落とし穴があった。
 右手でエアリアル、左手でさつきにフードをやり続けると・・・・

 私がご飯を食べる暇がありません!

by sawa4482 | 2008-11-25 12:33 | スキッパーキー