劇的ビフォーアフター

 かれこれ一年以上、さつきはフードボウルでご飯をもらったことがない。さつきの食器は、デンタルコング。これをもらってクレートに入るお約束になっている。普通にフードを詰めたのではあっという間に全て出てしまう。あれこれ試行錯誤したあげく、今は水でふやかしたものを詰めていったん冷凍して与えている。こうすれば、2〜30分は持つ。
 ここまでする理由は一つではないので長くなるから省略するが、一言に集約すれば、
「風呂くらいゆっくり入らせてくれ」

 何しろ、トイレに入っても、「きゃおぉぉぉぉぉぉ〜ん」。風呂に入っても「きゃおぉぉぉぉぉ〜ん」。出てくるまで20分でも30分でも「きゃおぉぉぉぉぉぉ〜ん」。
 今なら、「きゃお〜ん」だけですむだろうが、子犬の頃はこれにもれなくンコ踏み踏みが付いてきた。風呂から出たら、さつきの足洗いとサークルの掃除が待っている。そんなことが3回も続けば、なんとかしなければと思うよね、普通。

 そこで、クレートトレーニングを兼ねたデンタルコングが登場した訳だ。しかし、カチコチに凍ったフードはなかなか出てこない。そこで、奴も考えたね。コングをくわえて高い位置から投げ下ろせば、効率よくフードが出てくることに気づいた。一度成功した技はしつこく繰り返すさつきのことだ。コングの大きい方の穴に下あごを差し込んで何度も放り投げているうちに、このような結果になった(↓)。
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 チャララララ〜ン、チャララ〜(「大改造劇的ビフォーアフター」のテーマで)
 なんと言うことでしょう。破壊の匠が3ヶ月を費やして取り組んでいたのは、小さかった開口部をここまで広げて、中のフードを取り出しやすくすることだったのです。と同時に、これまで手が届かず、奥まで洗いにくかった不便さも解消されたのです。

 ・・・って、そう言う問題じゃないっての! これは、あごの強い犬用のブラックコング。赤いコングがいくつもンコの彩りになったから、こちらに買い替えたというのに。いくつコングがあっても足りないわ。

by sawa4482 | 2004-12-24 17:03 | スキッパーキー